
みなさ~ん、この並んだ二つのカブの違い、分かりますかぁ?
左側が形がまばらだったり、穴が開いていたり、デコボコしているため、「規格外野菜」と呼ばれてしまう野菜で、右側は色も形も均一、肌もなめらかなので、スーパーなどで販売できるものです
先日OH!バンデスの取材で、今年6月に発足した「活かすプロジェクト」を取材してきたのですが、この活かすプロジェクトというのは、生産者農家、レストランやお店と契約をして、生産者からレストランなどに、「規格外野菜」を流通させる、つまり捨てられるはずだったものを「活かす」プロジェクトのことを言うんです
プロジェクトを発足させたのは、フードコーディネーターで、メニュー開発/ケイタリング・食工房 みやふくや、規格外野菜活用プロジェクト・ecoねっと みやふくで活動されている、八巻美恵子さん。
上品で、穏やかな優しい笑顔、野菜に対する愛情がとても伝わってくるステキな方です

その八巻さんがたちあげ、そして今現在ひとりで活動されているのです
こちらのカブ、確かによく見てみると、形がデコボコしていたり、穴が開いていたりしますが、味や栄養価に変わりはありません。
手間暇かけて作られる、低農薬野菜や、有機野菜ほど、こういった野菜ができることが多いそうで、その規格外野菜ができる確立は、30%。
たくさん野菜を育てれば、育てるほど、規格外野菜が出てしまうというわけなんです

農家の方は、そういった野菜を自分の家で食べたり、近所に配ったりするそうなのですが、消費できる数は限られるため、残りは捨ててしまうことがほとんど

それではもったいないですし、野菜さんたちもかわいそうですよね
人間ひとりひとりにも個性があるように、野菜にも個性があって私はいいのではないかな、と思っています
現在、このプロジェクトに参加し、契約している農家さんは8件。その他、契約するレストランやお店も少しずつ増えていくことかと思われますが、でもリサイクル、リユース、リデュース、エコなどと謳われている、今のこの時代だからこそ、この「活かすプロジェクト」はこれから仙台から宮城、そして全国へと広がっていくのでは、と思っています

そう願っています~

美恵子さん、これからも応援しています~
